Internet Explorerは過去のもの
Internet Explorer(以下、IE)が過去のものとなりつつある。
マイクロソフトが、旧式のウェブブラウザーInternet Explorer(IE)を使い続けるのは危険だとして、その使用をやめ、最新のブラウザーを使用するようもとめています。
https://japanese.engadget.com/2019/02/08/internet-explorer-ie/
Web開発者で嫌う人は多いであろう、IE。筆者もWindowsを使うときはIEではなくFirefoxやChromeを使うようにしている。
Web開発者がIEをなぜ嫌っているかというと、他のブラウザでも使えるように標準規格に合わせて開発したのにIEでデザインが崩れたり、IEにしかない独自仕様を追加したりとかしていた。かといっても、最大のシェアを持っているために無視もできない。この点でWeb開発者はIEにイライラしていただろう。自分もイライラしていた。
Microsoft社がIEを使わないように呼びかけているのは、セキュリティが関係している。
IEの最新バージョンは11であり、今から約5年前の2013年10月17日にリリースされたものだ。IEの開発はすでに停止されている。サポートはまだ継続しているが、これも将来停止されるだろう。
サポートが停止される、ということは修正パッチが提供されなくなる、ということであり、セキュリティ的に問題になる。業務アプリケーションなどで未だにIEを利用しているのは、楽に移行しようとしているだけで、将来的には危険な行為であると認識すべきだろう。
Microsoft社は、現在はブラウザとしてはEdgeを開発している。先日、EdgeをChromiumベースへ移行させる、というニュースもあった。
利用者の大部分はセキュリティ的に危険、というイメージができないのではないだろうか、と思っている。そのような方々がブラウザを移行する明確なきっかけとして、「古いブラウザには対応しなくなる」ようにした方が良いと考えている。
今後のWeb開発のターゲットとしては、IEを切り捨て、EdgeやChrome、Firefoxなどに対応できるよう標準規格に合わせて開発すべきだろう。
IEの時代の終わりが近づいている、ということを認識すべきである。